アメリカ社会の縮図が見える 「ドライビング・ミス・デイジー」 

黒人の運転手が雇われたのは偏屈な白人の老婦人ミス・デイジー。

初めはお互いが相容れないと思っていたのに、二人は互いを理解していきます。名優ジェシカ・タンディとモーガン・フリーマンの名作ですが、ここで注目したいのは、私たち日本人にはわからない人種差別とアメリカの風土です。

この物語はアメリカの南部を舞台にしています。「風と共に去りぬ」に出てくるような大地主がまるで貴族のような生活をし、多くの黒人奴隷がいた場所です。

2人が仲良くなっていく間に、様々な事件が起こります。中でも2人が州外へ旅行するところです。ミス・デイジーが用意したお弁当を食べていたとき、警察がホークに尋問します。

1950年、黒人差別がまだ根深い時代でしたが、そのときミス・デイジーも警察官に問われるのです。

このとき二人は、言いようのない想いを持ちます。南北戦争後ということは、おそらく黒人運転手はその子孫であることは間違いありません。そしてミス・デイジーは、ドイツ系ユダヤ人です。2人は差別される人間でありました。ここで差別されたのは黒人ということで注意されたホークだけではなくユダヤ人のミス・デイジーも含まれていたことを二人は知るのです。

2人が走る道は白く長く、キャデラックで疾走しているシーンはまるで二人の人生を見ているようです。お互い接点がないはずの運転手と主人であるはずなのに、互いを必要とする大事なものとなっていく、恋愛などを超えた素晴らしい関係を現した素晴らしい作品です。

映画 動画をスマホで見れちゃう時代なので色々な作品を見まくれて最高ですね。